義援金詐欺

ウチの相方が言いました。
「今、オレオレ義援金とか流行ってるみたいだね」
・・・・・・うん。言いたいことは分かった。



11月4日分。


舞-HiME-「もえる十七歳(^^;)」
碧もヒメだったらしいです。しかも、とんでもなく正義のソウルが燃えてる烈風のヒメ。他の義務ヒメとは明らかに違う、怒涛の勢いで正義を振りかざした戦い方が楽しいですねェ。一方、そんな碧に対する、「それ(正義の味方)じゃご飯食べてけないでしょう?」という舞衣のツッコミが、苦労人の舞衣らしい切実さがこもってて、ちょっと涙を誘われました。結局、舞衣さんが心配することなく、碧さんは先生として赴任(あれ?十七歳・・・?)。彼女は民俗学とか考古学とかのマニアっぽいんで、オーファンの謎とかを解いていったりするんでしょうか?それとも、戦隊レッドとして、ひたすら戦いの盛り上げ役に徹するのか?
あかねが深優に怯えていたのは、この間のバス事故に関係があるんでしょうかね?



ローゼンメイデン「階段」
このままジュンのインナーワールド特集になったらどうしようかと思ってたけど、今回は今までの展開からちょっと離れて、コメディ風味のたわいない話だった分、かなり楽しめる内容になってました。
イチゴをめぐる雛苺翠星石の闘争に巻き込まれたジュンと真紅。憧れのくんくんの前では、あっさり翠星石を売る真紅さんが自己中で素敵です。ってか、人形同士ならくんくんが偽者だって分からないのだろうか?さすがの真紅さんでも、恋は盲目ということなのでしょうか?そこまで真紅とジュンの心をとらえる、ミステリー人形劇がとても気になります。
結局、一番強いのはのりだということですが、のりのキャラクターが、まだしっかり定まっていないような気がします。ジュンに対する態度も、腫れ物に触るような状態から一変して強気に出てるのがちょっと違和感。
まあ、楽しかったからいいや。



11月2日分。


遥かなる時空の中で「露の宿り」
あかねを心配した泰明は、ねずみを通じて話しかける。地を這うような声とキュートなねずみ姿にギャップありすぎですが、本人、その間抜けさに気が付いてない、いよいよもって天然ボケの人ということに決定。
天真には妹が行方不明になったという背景があったらしい。ただ、そのエピソードからあかねに惹かれていくまでの過程の描き方に説得力がないのが残念。天真の妹もきっと、こっちに飛ばされてるんでしょうね。
で、今回3人目の男は、ひたすら真面目そうな頼久。てか、真面目すぎて、神子どの川に突き落としてるのが笑えます。いえ、ご本人にとっては笑い事じゃないんでしょうけどね。今回は、ここら辺の軽いタッチの展開が面白かったです。ひたすら深刻に話が進んできたけど、元々劇的にシチュエーションが変化しそうな話でもなさそうなんで、こういうシーンを挟んで緩急をつけてくれるとほっとします。いつもこんな調子なら楽しめるんですけどね。



tactics「闇に舞う者」
冒頭から春華が、ラムネの瓶に指を突っ込んで抜けなくなるという、分かりやすい時代ズレボケをやってくれてます。どんどんアホの子化してるなあ、天狗。カワイイなぁ。というか、これに出てくるキャラクターはみんな基本が「かわいい」ですね。むーちゃんとスギノ様も意味なくマスコット化してしまってるし。
話は、人形師に恋した人形が、彼への想いを遂げるという悲恋物語。人形師がわざわざ怪しげな仮面をつけていたのが最後まで謎。あと、夢奴が言うほど勘ちゃんが春華に懐いているようにも見えませんでした。最後の春華の意味深な独り言といい、勘太郎と春華の見つめ合いといい、違和感を感じる唐突なシーンが多いは原作のアレンジの仕方が間違ってるからなんでしょか?基本が「かわいい」のボケキャラたちで耽美物語をやろうとする事によってもズレが生じているような気がするのですが・・・
まあいいでしょう。この作品は、キャラクターの「カワイらしさ」を楽しむものであると今回で悟りました。話の構成のバランスや齟齬なんかを気にしてはいけないと。よし。スタンスが決まったので、なんか楽しみになってきたぞ。



巌窟王「あなたは婚約者を愛してますか」
特権階級に愛なんてものは存在しない。想いを寄せていたヴァランティーンもその犠牲者だと知ってのマクシミリアンの反応が新鮮です。貴族社会の制度自体に純粋に反発するマクシミリアンと、母の父に対する愛情を疑い始めている気持ちを突かれて動揺したアルベールが決闘することになり、結局、アルベールは危ないところを伯爵に助けられる。計画通り、モルセール家の懐ににどんどん入り込んでいく伯爵。
貴族階級への復讐を企む伯爵、旧制度のしきたりに真っ向から異を唱えるマクシミリアン、傍観者としてせせら笑うポーシャン。アルベールたち、その階級に属する若者たちの戸惑いも含めて、この世界にも新しい時代が訪れつつあるのかもしれない、と感じさせる描写でした。