いつになったら揺れが収まるんだろう。

10月26日分。



遥かなる時空の中で「はなしずめ」
友雅が目立つのかと思ったら、そうでもなかったです。泰明が、浮世離れした、会話のキャッチボールの出来ない男だというのは分かりました。上手く使えば面白いキャラになりそう。あと、天真はストレートにあかね熱血ラブを叫ぶ恥ずかしい男だとかくらいですかね、今回の八葉情報は。
結局、あかねが最強で、鬼も桜もまとめてふっ飛ばしてました。周りの男どもの立つ瀬なし。仮面を飛ばされた鬼は、何気に一番の美形かもしれない。
今日はいつもよりは画面的にも話的にも動きがあったので、この番組基準で見れば面白かったかも。



tactics「禁断の肖像」
追い詰められた勘太郎を助けるべく(そして効率よく稼いでいただくため)ヨーコの入れ知恵で春華が編集のレイコ女史を誘惑。一発でハートを撃ち抜かれるレイコさんでした。こうして鬼喰い天狗さんは、タラシ・デビューを飾ったのです。それ以降の彼の快進撃たるや目を見張るもので、かふぇの女給さん、長屋のお嬢さんと飛ぶ鳥撃ち落す勢い。ついには妖怪・影女さえもあっさり篭絡。これから女妖怪は彼に任せておけば安心ですね。結局、その能力を使ってゲットしているのが食べ物だけというのが、無害というか可愛らしいというか、意地汚いというか。確か最強のタイトルを持っていたはずなんですけどね、この天狗さん。どうせなら、月詠の葉月みたいに、その才能を商売に生かせばいいのに。
ぐーたらな勘太郎と浮世離れした春華を抱えて、今日もひとり苦労するヨーコさんに同情。囮の「美しい女性」はなんでヨーコじゃないんでしょうね?ヨーコの身を案じた勘太郎の愛情とも解釈はできるが、単に自分の方が美しいとか思っていそうな気がする勘ちゃん。そして、のんびりとかくれんぼしているスギノ夫妻はやっぱりキュート。神様ともあろうものがわざわざ妖怪退治に付き合ってやってるのは、むーちゃんに勘太郎を守れとでも言われたからなんでしょうか?(スギノ様不憫)


所々面白いシーンや展開はあったりするんですけど、全体として弱い。クライマックスの弱さもあるけど、エピソードとキャラの個性がかみ合ってないような気がする。せっかくそれぞれのキャラは個性的で面白いのに、ちっとも活かせる展開になってない。今日は春華タラシ話という核があったからまだいいけど、それでも他のキャラの扱いがおざなりすぎです。スギノ夫妻なんか、出てくる意味がまったくない。もうちょっと話に絡める方法はなかったものだろうか?勘太郎の、春華のためなら死ねる、もまったく前振りがなく唐突過ぎ。面白くなる要素はいくらでもあるのに、もったいないなあ。



巌窟王「母の秘密」
伯爵を迎えてのモルセール家の団欒。しかし、彼の発言から夫妻の間に微妙な空気が漂う。彼らが伯爵を認識できなかったってことは、伯爵の外見が、昔とは相当変化しているんでしょうね。一方、アルベールはすっかり伯爵に夢中で、伯爵の計画は順調に進んでいるようです。伯爵がアルベールに渡した剣は、昔彼が使っていたものなのかもしれない。で、これを見て、アルベールの両親が何らかの反応を見せれば面白いことになりそうです。
最近、伯爵のキャラクターがちょっと鬱陶しく思えてきました。メルセデスに対する伯爵の言葉が、未練たらしい愚痴を聞かされているようで勘に触ったし、伯爵のお宅も豪邸番組に登場する成金邸のようで、わざとならいいんだけど、本当にセンスが悪い人だったら完全にヒくかもしれない。小悪党じゃないんだから、もっと怪物的なところを見せて欲しいです。
一番気になるのはペッポの役割。何かを知っているようなもったいぶった言い回しをしているけど、単なるストリートキッズなのか?それとも、話に深くかかわってくるような背景があるのか?てか、この子は本当に男なんですか?