ビフォーアフター

今日はトリックに夢中になるかと思いきや、その前枠でやってたビフォーアフターに出てきた小学生の兄妹のキャラの立ち方の方が気になってしまった。リアクションが良くて明るい兄貴と、大人しそうだけど、兄が尻込みした棒を率先して滑っていく思い切りの良い妹で、素晴らしくテレビ向きなキャラクター。どっかの劇団の子なんじゃないかとさえ思いました。感動した。



金色のガッシュベル!!「もう戻らない!レイラの孤独な闇」
久しぶりに困ったちゃんの回でした。作画はアップの微妙な表情がいい加減で心の動きが見せられていないし、演出はカメラのパンでつなぐことが多いので、間延びしたような印象を与えてしまっている。しばらくクオリティの高い回が多かったので、この感覚を忘れてました。


今回は、ゾフィスに石の恐怖を植えつけられたレイラを説得しなければならないという内容で、レイラの絶望とそこからの再生という感動的な回。ところが、ラスト近くで動けなくなってしまったレイラがアルベールの涙を感じて目を覚ますまでの見せ場で、キャラソンを入れるタイミングがこれ以上ないほどまずい。レイラが石の呪縛に囚われて身動きできない状況は、完全な無音にすることで、レイラが感じている、理性では払拭しようがない孤独の恐怖が表現されるはず。そこに、アルベールの涙がひとつぶ落ちてくることで、それを希望の光のように感じたレイラの気持ちが視聴者にも伝わってくる。ところが、その場面でキャラソンをがんがん鳴らされたため、安っぽい印象になってしまっている。どうしてもキャラソンを挿入しなければならないなら、レイラが清麿に気持ちを訴えている場面で使うべきでした。後は、レイラを抱きかかえたアルベールの顔が見えてから使うとか。インストゥルメンタルならまだよかったのに。ちなみに、この場面でのレイラとアルベールの作画が綺麗だったのは救いでした。
逆に、パティを説得するためにガッシュを犠牲にするみなさんたちの必死振りがナイス。つい条件反射で、「う・そ」と言いそうになってるナゾナゾ博士と、慌ててその口を押さえるウマゴンとサンビーム、パティに結婚、といわれ、「結婚は・・・結構なのだ」とつい語呂合わせの本音が出てしまうガッシュなど、それぞれ楽しい。
また、レイラがアルベールを振り返って意識するような演出があったせいで、最後のレイラとアルベールのつながり、アルベールを元に戻そうとするレイラの決意につながっていた部分はよかったです。



レジェンズ〜甦る竜王伝説〜「風がはこんだめぐり逢い」
ついにタリスポッドを手にしてしまったメグ。忘れようとして冷蔵庫にしまったメグを見て、こんなところに閉じ込めたらかわいそうじゃん、とシュウが言う。その言葉をきっかけにして甦る、幼い頃のメグの思い出。
いつもひとりで遊んでいたメグ。優等生的な型にはまった面白みのない行動をして、せっかく作った雪だるまでさえ、溶けないように冷蔵庫にしまい込んでいた。けれども、シュウたちが作った雪だるまは、日の下にさらされて溶けかかっている顔が笑顔のようで、生き生きとしていた。メグは冷蔵庫にしまわれた綺麗なままの、だけど悲しそうな雪だるまを取り出して、シュウたちの雪だるまの仲間に加えてあげた。
その記憶をたどるように、今、メグは冷蔵庫にしまいこんだタリスポッドを取り出し、ビッグフットをリボーンさせて別れを告げる。しかし、ビッグフットはメグを襲い来る闇のレジェンズたちから守りながらも、メグの気持ちを汲んで、敵を傷つけないように戦った。そして、足元の雪だるまたちを踊らせる楽しそうなビッグフット。シュウたちの手に引かれて、ちょととはずれた道を選ぶことの楽しさを知ったメグは、ビッグフットの手をとって、彼を受け入れることが出来るようになっていた。
優等生的な気質のメグ。非日常的な、型から外れたものに怯えていたメグ。一方、アクシデントで手形をつけた看板が人々の心をとらえるような、型からはずれまくりが魅力なシュウ。ふたりの対比が見事に描かれていました。ガッシュと対照的に、挿入歌のタイミングもバッチリ。
目的を見失って呆けていたBBとJJたちは、ダークウィズを退職してディーノ・パパの新会社へ。BBにもちゃんと理想があったんですね。生き生きとして働くレジェンズたち、サーガたち、そして、BBとJJたち。「吹き抜ける風」のサーガは、逼迫状態の人々の心に新しい風を吹き込んでくれる。シュウが起こした風は、あのときの雪だるまのように、みんなに笑顔を運んできた。
一方、ハルカ先生は衣装まで用意して悪の道へとまっしぐら。困った大人ですねえ。



10月16日分。


ウルトラマンネクサス「巨人-ウルトラマン-」
全体的にダークな雰囲気が続いてます。ウルトラマン対怪獣の戦いも、舞台が夜だと渋い光景になってます。
可燃性ガスを出しながら逃げるビースト。彼らの、強いものと戦うことで情報を吸収し模倣するという特性が厄介だし面白い。TLTの皆さんは、可燃性の体液を浴びまくってるのに火器を使って大丈夫なんだろうか?
一方、戦いの末の爆発を見た酔っ払いが花火かといぶかるシーンで、一般の人々の知らないところで戦いが続いている様子がよく分かります。目撃者の記憶を抹消してまで、世間的には事故として処理する。それがいつまで続くんだろうか?大体、あんな巨大生物同士が戦ってて近隣住民が気づかない方がおかしいと思うのですが。
ウルトラマンに変身している人は、元TLTとかなんだろうか?そして、凪と関係を持ってた?
と、いろいろ面白い展開が続いてますが、早朝子供番組の内容としては失格かもしれない。子供にウケなさそう。



ケロロ軍曹「夏美&小雪 舞台にかける青春であります」「ケロロ スクープはNG!であります」
万能少女、夏美の欠点は、どうしようもなく大根であるということ。学園祭の舞台のために夏美を特訓するケロロ月影さんが登場。厳しい特訓を経たにもかかわらず、本番当日、客席にサブローの姿を見て頭に血が上った夏美さんがあがりまくりで大根に逆戻り。結局、軍曹の飛び入りをきっかけにしてアドリブを重ねて幕。いいのかこんな芝居で?打ち切り漫画みたいな中途半端さだったぞ?軍曹の役(月影)への入り具合が見事でした。
Bパートは、ペコポン人スーツを着て町に馴染んでいる(本人談)軍曹が、学校の新聞部に目をつけられる話。しかし、単なるペコポン人がケロロ小隊にかなうわけがない。あっさり返り討ち。彼らと互角以上に渡り合える夏美のすごさが改めて分かりました。
タママさんの嫉妬玉が怖かったです。



機動戦士ガンダムSEED DESTINY「戦いを呼ぶもの」
戦闘中心だった分、前回よりも面白かった。種は下手にドラマやろうとしちゃイカンですね。特に、インパルスに新型3機が連続攻撃して、アスランが突っ込んでいくまでの演出が楽しかったです。後は、ドラグーンで最低7、8個以上飛ばしてくれれば華やかでいいんだけど。
んで、ネオの声が子安武人で、レイがネオを感じちゃってるってことは、いにしえの伏線を回収してくれることを期待していいんですよね?
そういやハロが出てこないなとか、タリアの髪型はどうなってるんだ?とか、レイの無口さはどうにかならないものか?(緊急事態で頷くだけってのはいくらなんでも)とか色々気になって、ちょっと先が楽しみになりました。



Φなる・あぷろーち「大激突!!愛と野望の龍虎!」
西守歌と涼たちのアルバイト先の雇用主、春希のオーラ対決が白熱してます。西守歌の龍が春希の喉元に噛み付く!しかし、逆襲の龍が虎に絡みつく!!と、西守歌危うしの状況でしたが、涼に関しては自分の味方だと分かった途端、いきなり春希をおにいさま扱い。虎と龍は平和裏に手を結び、めでたしめでたし。西守歌に負けず劣らずのキャラクターが出てきてしまった涼の明日はどっちだ!?(とりあえず、今回は意識を失ってなかったのでよかったのではないかと)
さわやかに笑いながら去っていく黒服軍団が素敵でした。