火山高

どっからツッコんでいいのやら。アニメ中心の声優がたくさん出演してる分、余計アニメ的な雰囲気が盛り上がってました。特に山口勝平が、実に彼らしい役をやってましたね。
でも、アニメでだってこんなあり得ない動きやらないと思う。



金色のガッシュベル!!「逃げ道なし!!卑劣なるゾフィス再臨」
本日は戦闘中心のため、演出でもたせなくてはならない部分が多かったのですが、なかなか良い仕事をしていたと思います。


最後に残った力でバオウ・ザケルガを放つガッシュ。激しい攻防が続く。ここでは、バオウ・ザケルガがペンダラム・ファルガに破られる描写に相当の時間を費やします。演出の力だけでつながなくてはならない場面ですが、迫力ある攻防に釘付けになりました。バオウ・ザケルガは破られるが、ガッシュは生身のままパムーンの術を受け止め続ける。ガッシュとパムーンの技との攻防、そしてパムーンの心の葛藤。それぞれの姿の見せ方、そしてBGMの力も加わって、パムーンがガッシュに望みを託そうと思うまでの過程に説得力がありました。パムーンの表情の見せ方はイマイチでしたけど。
パムーンの力で月の石へと向かうガッシュたち。一方、ティオ、ウォンレイ組、キャンチョメ組とナゾナゾ博士も集まりつつある。ナゾナゾ博士を見守るようにキッドの形をした雲が追っていきます。
ガッシュに協力することを誓うパムーンだったが、ゾフィスが現れ、瞬時にパムーンの本を燃やす。あまりにも卑劣なゾフィスのやり方に怒りを覚える一同。ここで本来なら清麿の名台詞、「てめえと一度だけ会話をしてやる」が出てくるはずなのですが、もう何度も会話を交わしているため使えません。これだからゾフィスがガッシュたちと顔を合わせるのはいやだったんだけどな。今さら言ってもしょうがないし、敵となるゾフィスのイメージを明確に定めておいた方が、ガッシュの気持ちに視聴者が感情移入しやすいってのは分かるんですけどね。この場面での盛り上がりが半減されたのが残念。特に、石版編ではあまり活躍してない清麿にとっては初のカッコいい見せ場だったのに、台無しにされてしまってお気の毒。
ゾフィスが呼び寄せた大量の魔物、そして、パティとピョンコに囲まれて絶対絶命。しかし、そこに現れたのは最強の魔物ブラゴと、不敵に微笑むシェリーであった。相変わらずカッコいいふたりです。


EDが変わりました。鈴芽メインのキュートなものから一転、今までのEDにはないハードな雰囲気になっててちょっとビックリ。ガッシュがとっても凛々しいです。ゾフィスをラスボスとしてフィーチャーして、オールキャストなのはうれしいですね。



レジェンズ〜甦る竜王伝説〜「気持ちアチコチスクエア〜」
OPが変わりました。前OPのユニークさが好きだったんですけど、普通になりましたね。ランシーンの「???」が取れたバージョンを楽しみにしていたんだけどな。これはこれで悪くはないんですけどね。特に、サーガとレジェンズたち、それぞれのペアのショットがかわいらしいです。そして、ハルカ先生が悪の女幹部に!?


ガーゴイルたちが暴れまくり、街は大パニック。ディーノを探しに出たシュウは、危ないところをBBに助けられる。BBは的確に指示を出して、逃げ遅れた人々を誘導しようとしています。普段はずっこけ悪役ですが、伊達に大企業で役職やってるわけじゃないんですよ。だからシュウ、せっかく助けてくれたんだから、いい加減BBをおばっちょと呼ぶのやめたれ。シロンが真似するから。
ディーノを探しあてたシュウ。しかし、ディーノは初めて、シュウに対する正直な気持ち、自分が望んでいるものを持っているシュウへの嫉妬の感情をぶつける。それに対して、シュウは自分の感情をうまく言葉にすることができず、いつものように本能のまま行動する。ディーノに体ごとぶつかっていき、飛びつくシュウ。「好きだあーーーー!!・・・・・・いや、好きじゃねえーーー!」シュウ、落ち着け。
シュウは、誰かに必要とされることを望んでいた、自分はひとりぼっちだと思っていたディーノを抱きしてめてやることで、少なくとも自分は彼の存在を認めているということを教えたかったんだろうな。シュウとディーノ。まったく正反対のふたり。だからこそ、ディーノだってシュウが持っていないものをいっぱい持っている。勝手に自分の限界を決めてしまうことはない。その矛盾した行動に、「お前って、ホンマもんのバカなんだな・・・」とあっけにとられてつぶやくディーノ。ディーノには出来ないことをこんな風にやってのけるシュウへの、ひねくれた賞賛の言葉でした。
その頃、ガーゴイルにさらわれたマックは強制的にリボーンさせられ、ガリオンは暴走する。しかし、シロンの言葉に初めて自分の責任を自覚して、サーガとしてガリオンに話しかける。グリードーもまた、昔の借りを返すため立ちはだかる。その言葉に我に返るガリオン。そしてマックはタリスポッドを手に入れた。てことは、もうマックがタリスポッドにならなくていいのかな?
お互いを信頼し、気持ちが通じ合っているシュウとシロンの姿を見て、ディーノもグリードーとの関係を見直すことにする。シロンとシュウ。グリードーとディーノ。そして、ガリオンとマック。いろいろあったけど、レジェンズとサーガたちは、それぞれにとって一番いい距離を見つけたようです。
一方、ひとり取り残されたメグは、まだビッグフットを拒否し続けている。そしてハルカ先生は、自分との約束を破ってシュウと一緒にいるシロンに怒りを覚える。この展開は唐突ですねえ。言ってる割には、先生もこんな事態になるまで子供たちをちゃんと守れていないと思うんですけどね。一途な先生は、自分を裏切った男に容赦しないんじゃないかな。コワ。



10月2日分。


神無月の巫女常世の国」
脚本があまりにも微妙すぎて、ネタ満載すぎです。ちぇ、なんて今時言う男はいないでしょう。ボロ布ロボや、馬で駆けつけいきなりキスするお姉さまとか、その横でひとり勝手に盛り上がってる男とか、ツッコミ心をくすぐられて大変困惑しております。見続けるべきかなあ。



Φなる・あぷろーち「大推参!! 愛と宿命の美少女!」
プリンセス・アワーはまったく見る気がなかったんだけど、なりゆきで見てしまいました。Wの方は苦手系ですが、こっちは思ったより面白かった。古典的な足ゴケを多用したベタベタなギャグ・シーンと、意味なく回り込むアクションの演出がちゃんぽん状態で、濃いモエ系が続いた後だけになおさら安心して楽しめました。こういう押しの強い美少女というのは嫌いじゃないです。ありがちな黒服軍団も、使いようによっては面白い存在になるかも。