ThinkPad R51がやって来た。

久しぶりに新しいノートPCを買いました。どのくらい久しぶりかというと、「うわあ、USBが付いてる!」というくらい久しぶりでした。



9月29日分。


ギャラクシーエンジェル【Last Order】「のぞみかなえたまごとじ」「オールオッケーロケ弁当」
最終回なので、OPにSE入りまくり。提供読みのトリを務めるのが、GAの影の立役者、ノーマッドであるのもむべなるかな。


ちとせは今日もエンジェル隊に絡んでます。毒まんじゅうにわざわざドクロマークを付けてしまう律儀さが、彼女が準レギュラーにとどまってしまった所以のような気がします。そんなちとせさん、ロステク仕分け中に見つけた、書いたことが本当になるノートを使い、挫折を経ながらも、トランスバール皇国軍の大元帥にまで登りつめる(なんか見たことあるぞ、こういうカッコした人)。いよいよエンジェル隊に一矢報いる日がきました。捨て駒の特殊攻撃部隊にエンジェル隊を任命する横暴ぶりで、今までの恨みつらみを晴らします。エンジェル隊のみなさんがコスモを燃やしたところで、ちとせさんの敵ではありません。ところが、どんどん痩せていくというノートの副作用を防ぐために、太るようにと書いたものだから、太るを通り越して巨大化、あーんど、ブラックホール化。ついにはすべてを飲み込んでちとせはひとりぼっちになった。ただ、みなさんとお友達になりたかっただけなのに。最後の願いは、新たなギャラクシーエンジェルの物語を生み出した。
というわけで、一話からトライ・アゲイン。ノーマッドだけが、時空を超えてすべてを見通しているようです。結局、今期のテーマともいえる、ちとせの友達づくりプロジェクトは、振り出しに戻って終わったのでした。
血まみれ→皿まみれ、天井→天丼という、恥ずかしくてツッコミさえ入れられないような漢字間違い、明らかにトーンの違うシリアス作画&演出、通りすがりの中佐が被害を受けるというお約束、ミルフィーユ必殺の「私はいやです!」攻撃など、GAならではの要素をしっかり押さえた、復習編ともいえる一品でした。


Bパートは、エンジェル隊が実は、実在の部隊をモデルにした人気ドラマであったというオチから始まります。キャストのみなさん、普通っぽさが新鮮です(双子が普通にカワイイですねぇ)。平和な日々をすごしていた彼女たちだったが、突然、エイリアンの攻撃がトランスバールを襲う。実はエンジェル隊は、軍が作り上げた架空の存在であったことが判明。しかし、未曾有の危機に際して、単なる役者でしかない彼女たちが、士気高揚のために本物のエンジェル隊として最前線に送り出される。
未知のエイリアンとの勝負はなぜか卓球勝負。作監杉野昭夫状態で、エースをねらえ風激戦が繰り広げられる。若い兵士は、「フォルテさん、好きだー!」とレアなこと叫びながら、戦場に倒れていく。「しっかりしろ!お前いま結構イイこと言ったぞ!!」という、あくまでも自分中心な介抱の仕方が姐さんらしい。そんな危機の中、ミルフィーユが野生のカンで元の能力(?)を取り戻し、蘭花が修羅場を潜り抜けてきた者の鋭さで、実は自分たちが真のエンジェル隊であるという種明かしにたどり着く。エンジェル隊に、かつてのパワーが戻ってきた!フォルテは昔のように、目からビームを乱射!!・・・・・・それフォルテさんの技だったっけ・・・?タバスコを吸う不祥事によって出場停止をくらうという、ミントさんの「デザイン的にヤバそうな相手にはさっさと不戦敗しましょう」的攻撃も冴えわたり、ギャラクシーエンジェルの夏は終わった。私の夏も終わった・・・


EDは、TVを見終わったミルフィーが再び眠りについておしまい。最後を飾るのが冬ソナのメロディなのはなぜ?
ラスト3分に詰め込まれた濃厚な不条理展開。前半のありがちな楽屋オチも併せて、Aパート同様、締めくくりにふさわしくGAの基本要素をきっちり盛り込んでくれた、大満足の最終回です。
楽しかったなあ。予想のはるか前方を走るごった煮具合で、今期ブッちぎりに私を楽しませくれたギャラクシーエンジェル。これでお別れじゃないですよね?また会える日まで、しばしの間、おやすみなさい・・・



9月28日分。


ウルトラQ【最終回】「虚無の扉」
人間の創造力を奪いに来たレキューム人。想像力は創造力。地球を救ったのは、未来を信じた漫画家の描いたハッピーエンドだった。
ケレン味のある宇宙人や微妙なコミカル展開で彩られた、いい意味でのチープなドラマ。締めくくりは、能天気な希望に満ちたメッセージ・・・と思ったら、やっぱり辛口で釘を刺されてしまいました。そんなところもウルトラQキッチュからダークまで、バラエティに富んだファンタジーで楽しませてくれたこの番組が終わるのも淋しい。内容の出来にばらつきはあったものの、こういう試み自体大好きなので、第二弾を期待しています。



RAGNAROK THE ANIMATION【最終話】「私達の未来のために!」
黒ユーファの死のキッスで倒れたロアン(本望に違いない)。ユーファさんってば、「あたしはあなたの欲望のはけ口じゃないの」「私を自分のものにしたかったんでしょう?」とか、すんごいこと言ってます。一方、イルガと戦うキーオ兄さんは超変身で甲殻類化。ほんのりラブリーな造形でバカ笑いしてる姿は、最後までこの番組を引っ張ったトンデモ・キャラにふさわしい晴れ舞台。そんな彼もイルガに倒されて、あっという間にいい人化。いやイルガ、死んだキーオの頭なでなでしてる場合じゃないって。ほら、黒魔王復活しちゃってるし!ああもう、せっかくの活躍どころで死んでる場合じゃないって!!
一方、身勝手な男の戯言にはもううんざりのユーファさんは、ロアンにとどめを刺しにいきます。倒れるロアン。ユーファの背後には魔王。ユーファ愛してるよ、とかほざくロアンを、何いまさら寝言言ってやがる、という表情で見下ろしていたユーファでしたが、兄さんの声が聞こえてはっと我に返る。ロアンの必死の説得にまったく動じなかったユーファさんも、俺と同じ道をたどってはいけない、と勝手なこと言う兄さんには素直に従って正気に戻ります。気がつくと、足元には見たことのあるボロ雑巾。こうなったら頼みの綱はコイツしかいないしなあ、とでも思ったのか、ユーファさんは一応しおらしくロアンに謝って「もうしないから目をあけて」と必殺の一言。なるほど、これは使えるセリフだ(めもめも)。ついでにダメ押しのキス。ロアン、即座に復活。いろいろヤンチャしたことはすべてなかったことにして、正義の味方として魔王を攻撃するふたり。
その頃、マーヤの前には、ジルタスとアリスという故人ふたりが現れて、水晶破壊という決め手を伝授。溢れんばかりの金貨を使っての商人奥義、大黒様ビームを放つマーヤ。金貨の前に水晶は砕け散る。ビバ、お金!ありがとう、拝金主義!!最後は、ロアン、ジュディア、マーヤが力を合わせ、ユーファが神頼み。とどめ担当は存在感があったようななかったような山羊男。
平和は訪れた。イルガとキーオの墓参りをするユーファとロアンはペアの指輪をしてますが、たまたまおそろいなだけです、きっと。ジュディアは子持ちになってます。そうかそういうことか。これはきちんと伏線らしいことがほのめかされていたんで、逆にびっくり。


そんなこんなで、最後までやらかしてくれました。キャラクターの意味も脈絡もない行動、お手軽な展開、聞いたことのあるセリフのオンパレードという、この作品を象徴する数々のダメ要素をすべて詰め込んで、とてつもない密度の救いようのなさを一気に見せてくれました。笑った笑った。破壊力だけなら今期最高の最終回かもしれない。まるでツッコミのためだけに作られたような番組で、スタッフがきちんとした仕事する気ないのがバレバレ。
なにはともあれ、伝説級のヒロイン、ユーファさんに乾杯!!
最後までこれを見続けた自分は、もしかしたら結構スゴイ人なのかもしれない。