日本アニメ。

ハウルの話題に関連して、昨日TBSの「ジャスト」で、日本のアニメがどれだけの実績を残しているか紹介してましたが、それによると世界で放映しているアニメの60%が日本アニメで、その市場は10兆円だそうです(比較対象のハリウッド映画の興行収入は2兆円)。まあそれはいいんだけど、「宮崎アニメ」と「日本アニメ」を一緒にするのはどうだろう?と思ってしまいました。
なんか、別物のような気がするんですけど。



9月13日分。


MADLAX「献心-hearts-」
エリノアと在りし日のヴァネッサのの思い出から始まります。こんな未来など想像もしていなかった頃のふたりの姿。ヴァネッサはもういない。そして、エリノアも・・・


クアンジッタによると、扉を開けたフライデーを阻止したのは旧マドラックス、バートン大佐だったらしいです。つまり、あの時点で扉を開けることには失敗したのですね。そしてもう一度、今度はきちんと扉を開けるために、12年の時を必要とした。やっぱり、この12年がよく分からない。
マドラックスにてこずる王国軍兵士にフライデーは言う。マドラックスという名を冠する者なら、そうした状況を切り抜けるのはたやすいことだと。それは、バートン大佐が強敵だったという意味なのか?それとも、マドラックスという名前を持つ者には、フライデーの思惑を、本質の解放を阻止する役割とか力があるとでも?
マドラックスは、最初で最後の友達であったヴァネッサとの約束を守るため、マーガレットを救うために、戦場を駆け抜ける。久しぶりのドレス。しかも白いドレスに赤い靴という、コーディネート的にはかなり間違ったいでたちです。もう、黒いドレスはやめたんだろうか?このドレスの意味もいまだによく分かりませんね。そして、ドレスとはまったく不釣合いな赤い靴は、意図的なものなのでしょうね。
で、もちろん、兵士たちの銃撃はかすりもしません。イメージの中で、マドラックスは撃たれてはいるのだけれど、現実のマドラックスは全然平気。マドラックスもやはり、幻の存在ということなのか?
リメルダと対峙するマドラックス。しかし、マドラックスはあえて狙いを外す。リメルダはマドラックスに殺して欲しかった。だけどマドラックスは、リメルダの中に自分を遺したかった。覚えていて欲しかった。ありがとう、といって背を向けるマドラックスにリメルダは、「まるで告白じゃない」
・・・へ?そ、そうですか?そう聞こえました?いや、姐さんがそう言うんならそうなのかもしれませんですねはい。まあとにかく、片思いじゃないと分かったリメルダはうれしそうですねえ。彼女はこのまま生き残るのか?絶対どっかで死にそう。
エリノアは、銃撃を受けながらも必死にマーガレットを捜し求める。しかしやっと見つけたマーガレットは、フライデーの支配下にあった。フライデーの命ずるままに、自分にとって一番大事な人、一度はセカンダリの影響から守ろうとしたエリノアに、ためらいもなく3つの言葉を放つマーガレット。真実の言葉が、エリノアの中に眠る衝動を呼び覚ます。しかし、フライデーの思惑に反して、エリノアの中の衝動は、マーガレットを守りたいという想いだった。フライデーに銃を向けるエリノア。やっとエリノアを認識するマーガレット。しかし、既に銃弾を受けていたエリノアは、ゆっくりと倒れていく。
ごめんなさい、と泣きじゃくるレティシアをエリノアが抱きしめる。レティシアはマーガレットの欠けた一部なのか?レティシアのいる世界は、マーガレットが作り出したものとか?


エリノアは、なぜあれほどまでにマーガレットに献身的に尽くしたのか?彼女が聞いた真実の声は、彼女の仕事に対する揶揄に満ちたものだったのに(このシーンは、「真実」と呼ぶには陳腐すぎる表現だったのが残念)。理由は簡単。家族を亡くした彼女にとってマーガレットは、唯一の家族だったから。それだけ。死の寸前、いつものように自分の名を呼ぶマーガレットの姿を見ることができただけで、エリノアは満足したに違いない。彼女は、フライデーからマーガレットを取り戻し、「守った」のだから。彼女が示した「本質」は、クアンジッタが示唆した、暖かい、優しいものであった。
エリノアが死んでいくのを傍観していたマーガレットは、一体どうなるのか。