近頃はどこも投げっぱなしらしい。

昨日ガッシュ映画を観に行ったウチの相方の感想は、「近頃では珍しく整合性のとれた脚本のアニメ映画」でした。ちょお待て。整合性が取れてるのは当たり前ではないですか?そんなに●●●ー●や●●●がヒドかったんですか?「ハリポタの脚本家も見習って欲しいもんだ」そんなところにまでダメダメ感が波及してるんですか?「フォルゴレの尻が毎回破れるんだから、恵ちゃんの胸も毎回露出してもいいよね」そんなことはどうでもいい。
ちなみに、後ろの席のカップルがまたいい感じのリアクションをくれるので、それも相まって大変楽しかったそうです。よかったよかった。



9月6日分。


MADLAX「迷心-doubt-」
ここにきて、キャラクター全員が一点を見つめて走り始めた印象があるので、このタイトルはちょっと謎。そして、まだまだ謎がいっぱい。


マーガレットに撃たれたマドラックスはまた無傷。フライデーは「見据える者」が邪魔をした、と言ってたけど、ナハルが何かしたんでしょうかね?ナハルはすっかりマドに肩入れしているようで、「見据える者」としての使命に背いてマドにかかわり続け、マーガレットのところへと向かうマドとエリノアをバックアップする。この「見据える者」というタイトルは、三冊目の本を持ったままフライデーのやることを傍観してきたクアンジッタにふさわしいですね。彼女の意図はいまだ不明のまま。
「もう消えていいかな?私」と言いつつも、ヴァネッサの遺した、彼女の大切な友達を救うために走り出したマドラックス。つまり彼女は、いずれは「消える」運命にあるのでしょう。破られた本のページとか、人形とか、マーガレットの一部だとか、カロッスアのこともあるから、マドの正体も何でもありで考えられます。彼女たちがつながっているのは、本を通してなのか。それとも、別のつながりがあるのか?
一方、レティアの姿を見ると、片足は赤い靴を履いたような血に染まっている。記憶の中のマーガレットの姿と同じように。カロッスアの姿が完全に変化していたことを考えると、レティシアはマーガレットともマドラックスとも、全く違う何かとも考えられる。
さて、マーガレットはというと、最強伝説を築きつつ、どんどんフライデーに取り込まれていってます。うれしそうにマドラックスを「殺したいなあ」と語るマーガレット。フライデー曰く、資質を持つ者、「人間の本質に限りなく近い」マーガレットによって、内戦状態の今のガザソニカ以上の事態が引き起こされる可能性があるそうです。彼女が12年前、ガザソニカに引き寄せられたのは偶然なのでしょうか?本当にバートン大佐の娘なのか?レティシア曰く、「真実を知らない」マーガレットは、いつ真実に目覚めるのか?
そして、マドラックスという名前の謎。バートン大佐のその呼び名には、一体どんな意味があるのか。マドラックスは狂気の中にある慈愛。優しい人殺し。まるで、フライデーとクアンジッタが扉の向こうの世界について語った証言のように矛盾しています。


マドは、前線を軽々と駆け抜けていく。エリノアを狙った銃弾も撃ち返して、超人プレーここに極まれり。いつもと違うのは、撃った相手に対して、ごめんね、と呟くことでしょう。ヴァネッサのために涙を流したマドは、やっと標的の命を奪うことの意味を認識したのかもしれない。
で、次はエリノアか。ここまで生き残ったのが不思議なくらいですからね。最後は皆殺しかなあ。



9月4日分。


美少女戦士セーラームーン【Act.47】
どうも、狐につままれたような気分です。美奈子ちゃんは、死んでしまったということでしょうか?彼女がそれを予期していた風ではなかったけど、メッセージを残していたということは、覚悟していたということ?演出も、思わせぶりなイメージが多用されていて、感情移入できないんですよね。美奈子ちゃんの死をはっきり見せられたわけではないから、実感が湧かないし。ただ、悔しさにポーズも取らずに変身するレイちゃん。そして、泣きながら感情のままに戦うその姿には、涙を誘われました。
せっかく4人そろって楽しそうな姿が見られたのに、どんどん悲劇に悲劇を重ねていってるので、フラストレーションがたまります。メタリアに取り込まれたっぽい衛にしてもそうだし。最後にはハッピーエンドになるに違いありませんが、微笑ましい場面がどんどん少なくなっていくのが淋しい。
すっかりイイ雰囲気になってるまこちゃんと元基とか、元基に冷やかされてうろたえてるネフライトに和まされました。



超星神グランセイザー「龍の記憶、天の意思」
HDDの調子が悪くて録画が途中から始まってたりしましたが、何となく事情は分かりました。つまり、戦うのは間違いなんじゃないかと、セイザーメンが思い始めたんですね。ダメだよお、戦隊モノでそれを言っちゃ。水晶盤で超古代の意志とチャネリングすれば、あなたたちは宇宙の調和を保つために生まれてきた、なんておだてられてますが、この人たち、今まで異星人を殺しまくってた人たちですよ?しかも、言ってる先から戦ってる人たちですよ?加えて、1人に対してフクロ叩きという卑怯極まりない戦い方をする人たちですよ?運悪く物陰からそんなヤバイ光景を目撃してしまったブライトンがピンチです。何とか泣き落としでおバカな天馬に逆転勝利という素晴らしい活躍を見せてくれたのですが、いかんせん、天馬にはしつこいストーカーがついてるので、あっさりやられてしまいました。
すっかり宗教がかってる天馬は、ストーカーロギアに対して、アナタハ何ノタメニ戦イマスカ?と質問。答え:なんとなく生きがい。ロギアさんの考え方は分かりやすくていいですねえ。彼はその方向性で突っ走るべきだと思いますが、天馬に勧誘され気味なのがちょっと心配。



ケロロ軍曹「パニック!日向家の最も騒がしい一日であります」
ケロボール?ここにきてそんなリサイクルをするとは、なかなかエコな展開ですね。
というわけで、ふいにその存在を思い出したケロボールを、ペコポン侵略に使わないでガンプラに使おうとするのが軍曹のステキなところ。彼が侵略隊長である限り、ペコポンは永久に平和です。で、調子が悪いケロボールが次々に生み出す軍曹コピー。しかも、数が増えれば侵略がイージーになるというわけじゃない。元が軍曹なので、ちっともやる気がない。人のふり見て我がふり直せという言葉を、今一度噛み締めてみましょう(この場合、人じゃないけど)。
というか、坊やシークエンスはまだやってなかったんですね。有名どころはほとんど網羅している印象がありましたが。「貴様がドンくさいからさ」という伍長の答えがオリジナルよりカッコイイと思ったのは明らかに私の贔屓目です。ゴメンナサイ。結局、冬樹の友情パワーで事なきを得たわけですが、友情パワーってあたり、侵略がすっかり蚊帳の外になってることに誰かツッコミましょうや。
モア殿、先週といい、あなたにとって、おじさまってなんなんでしょうね・・・?


コピーが現れて本物と区別がつかなくなり大変、とかいうお約束の話なのかと思ってたら、そんなレベルの作品ではありませんでした。まさか無限増殖するとはねー。しかも本物が星付きなんで、コピーとの区別が容易につくというシバリ付きで、予想とは全く違った方向へと向かっていってくれて、かなり楽しかったです。



ニニンがシノブ伝「女の子、あったまるの巻」「楓、風邪をひくの巻 」
本日のBパートは、作画の気合の入り方が尋常じゃなかったですね。特に肌艶の良さとか頬の紅潮具合とか、線の丸みとかが入魂の出来。ある意味、キャラクター・デザインと違ってきてませんか?
音速丸のバカさ具合がどんどんエスカレートするのに比例して、奴の可愛らしさもうなぎのぼりになってるのは何故だろう?この球体、カワイイ仕種とか口調のツボを心得てやがるところが侮れません。
つか忍さん、楓さんに対するあなたの愛が重すぎて、ちょっとコワイです。