ヘリって不穏なイメージがありません?

土日はほとんど家にいるヒマがなかった上、HDDが誤動作して失敗した録画があったりして、もうすんごいパニックです。どれくらいパニックだったかというと、日曜の朝、自宅マンション上空でヘリ3台がホバリングし始めた時、とうとうクーデターか!?と手に汗を握ったほどのパニック状態でした(とうとう?)。
よくよく見れば事故取材の報道ヘリだったんですけどね。
というわけで、とりあえず3本分。



9月5日分。


金色のガッシュベル!!「歌え歌え!恐怖のベルギムE.O」
それぞれのチームに分かれての戦い。ガッシュ、ウマゴン・チームは姿の見えない敵に苦戦中でしたが、やっと清麿がヒントをつかんだ模様。ツァオロン戦を勝ち抜いたウォンレイ、ティオ・チームは、つかの間の休息。


そして、対ベルギムE.O戦のフォルゴレは、自分の芸にタレント生命どころか文字通り生命がかかっちゃっててビビりまくりです。しかし、フォルゴレを信じきって勇猛果敢に「無敵フォルゴレ」を歌うキャンチョメの姿に、彼は自分が「愛の戦士」であったことを思い出す。そして賑々しく幕を開ける、「チチをもげ!ショー in どっかの遺跡」。キャンチョメとの小芝居が冴え渡り、コンビネーション・ダンスも炸裂。その間、ナゾナゾ博士はベルギムの弱点を分析しようと決意。あおりショットでマントまでなびかせて無駄にカッコイイのですが、結局、チチもげフルコーラスが終るまでになんも考えつきませんでした。博士、「フォルゴレがいっぱいいっぱい」とか冷静に分析してる場合じゃないっス。どう見ても、あなたの方がいっぱいいっぱい。
幸か不幸か、ベルギム様のツボには、チチもげがジャストミート。迷惑なくらい全身で感動を表現したのはまだいいとして、一緒に歌ったところで自分の舌を噛んでしまい逆ギレ。ナゾナゾ博士のマジックでその場は収まったものの、ベルギムのアンコールに応えられるほどタネを仕込んでいない博士がピンチ。ダンディーな博士の声が裏返ってます。鼻水まで出てます。しかも、あろうことか、味方のキャンチョメ、フォルゴレ、キッドまでもがアンコールを強要して、博士をさらに追い詰める。てか、博士もう泣きそう(既に泣いてるか)。博士がごまかしてる間に、おまいらが何か策を考えろつーの!・・・とはこの3人には言えないか・・・。3人とももう目がすわってます。孤立無援の博士は、ナゾナゾ教室に逃げますが、妙なところにだけ聡いベルギム様が、問題の矛盾を指摘してまたまたピンチ。最後には、ヤケクソの即興歌とダンシンで盛り上げたものの、ベルギムは凝りもせず自爆して逆ギレ。しかし、呪文を使いすぎたベルギムの隙を突いてナゾナゾ博士が攻撃を開始し、やっと戦いらしい戦いに突入いたしました。いえまあ、ナゾナゾ博士的には、そこに至るまでの道のりも激戦だったんですけどね。特に、身内との闘いが。


来週にクライマックスを持ってくるために、今回は内容を引き伸ばさなきゃならかったのは分かるんですが、その内容にバラつきがありすぎました。ナゾナゾ博士に手品の危険性を指摘されてスクリーム状態の3人とか、妙に負けずギライのキャンチョメが、自分の芸歴を披露しようとしてトラウマまで引っ張り出してしまう部分とか、オリジナルでも面白い部分はあるのですが、最後のナゾナゾ博士のダンスなど、見てて苦しい部分も多かったですね。
作画の出来にもバラつきがあって、アップは大体綺麗だけどその他はちょっと微妙。演出に関しては概ね問題なしで、尻餅ついたフォルゴレが後退る場面など、結構、凝った画面の使い方をしているパートがありました。
ベルギム役の千葉繁は、自由自在に声音を操り芸達者ぶりを披露して楽しませてくれる反面、そのレパートリーがあまりにも多彩すぎて、子供には同一人物がしゃべっていると認識しにくいのではないでしょうか?効果音が大きすぎて、セリフが聞き取り難い部分があったのも残念。


どうでもいいですけど、ガッシュベル・カレーとお茶漬けのCMは、清麿がアホの子のようですねえ・・・



レジェンズ〜甦る竜王伝説〜「GとWでニッコルチュボーン」
アメリカにもナンノヨーコとかおニャン子とかいるらしい。


BBとJJたちは工夫することにしたようです。てか、今まで工夫してなかったんだ?自主性に目覚めたJJたちがウレシそうで、なんだか泣けてきます。自分たちの裁量に任されその責任を自覚したとき、人は思わぬ実力を発揮する。というわけで、JJたちは見事、2匹のレジェンズを使うという工夫にたどり着きました!・・・・・・それは工夫というより物量作戦という、古典的かつ失敗することで定評のあるやり方では?
とにかく、工夫作戦で駆り出された2匹のレジェンズ。さすがのグリードーもピンチか?と思われる息詰まる攻防が繰り広げられたと思ったら、実はこいつら3匹、GWニコルというバッタモンくさいネーミングのユニット・メンバーだったらしく、すぐに和気藹々。ユニットというより、トリオ漫才?つかみのポーズはばっちりだし。ライオンのリオンがツッコミらしいし(しかも、オーソドックスな三村ツッコミ)。グリードーってクールな奴なのかと思ってたけど、ただのバカだったか・・・。とまあ、そんなこんなで、工夫作戦、光速で終了。もう少し工夫しましょう。
破壊のレジェンズたちが何かを作り出すためには、交わることが必要かもしれない、というのがグリードーの考え。4匹のレジェンズが協力したら、ランシーンに余裕で勝てそうな気がするんですけどね。それはシュウとディーノの関係にも言えることで、まだまだ微妙な彼らの関係がどのように変わっていくかも要注目。



9月4日分。


DearS「ちくっとした」
前回のことで、ミゥは武哉を憎からず思い始めたようですが、もちろん武哉は気付きません。同じような感情を抱いている寧々子だけが気付いているというのが、またちょっと切ない。
その寧々子。かいがいしく武哉の世話を焼いていますが、武哉には女の子としてみてもらえません。しかも彼女、筋金入りのオタク少女だったんですね。てか、武哉の宇宙人ギライはおめえのせいかっ!?映像作品に向かっていちいちダメ出ししてるオタク幼女というのもちょっとどうだろう?
武哉が悪気なく放ってしまった寧々子への言葉。DearSはエンパシー能力を持つらしく、平然と武哉に応じる寧々子を見つめるレンとミゥの痛々しい表情に、寧々子の心の痛みが表れているようで、見てるこっちまで痛くなってきちゃいます。明らかに武哉が悪いんですが、ふたりに責められてちゃんと反省するのは彼のいい所。一方、武哉のために寧々子の許しを得ようとするレンの行動がきっかけで、寧々子の脳裏に幼い頃の記憶が蘇る。女の子らしい格好を笑われただけでなく、母親の想いまで踏みにじられて泣いていた寧々子を救った、武哉の不器用なひとこと。前回同様、武哉ってのは、辛い思いをしている誰かが一番必要としている言葉に、無意識にたどり着いちゃう奴なんですよね。しかも、本人がそのスゴさに気付いてないから始末に負えない。罪作りな男だ。


前回に引き続き切ないお話。武哉もレンもミゥも、そして寧々子も本当にいいコたちなんだよなあ。それだけに、彼らの関係がどこに向かっているのか、心配であります。