オリンピック。

世の中がこれだけ盛り上がってるのに、オリンピックに関することに何も言及しないのもどうかと思うけど、興味がないんだからしょうがないです。結果をニュースで見て、ああよかったね、と思うくらい(体操の金はびっくりしたけど)。
私はやはり、筋書きのないドラマより、きちんと筋書きが考えられたドラマの方が好きです。
きちんと考えられてればだけど・・・



8月18日分。


ギャラクシーエンジェル「成アガリクスダケ」「お守りそば」
今日はなんだかいつもより普通。両方ともオチが弱かったかも。


軍主催のバンドコンテスト。なぜか蘭花が妙に燃えてエンジェル隊も参加することになります。オーディションで、蘭花のただの無謀な人(byミルフィ)ぶりがマザコン・プロデューサーの目にとまり、いきなりCDデビューへ。しかし完璧主義の蘭花さんは、街で会った妙に藤子不二雄風キャラな天才ギタリストを迎えて、フォルテをクビ、ってか除隊させる。
ちょっと落ち着いて下さいみなさん。何でギター弾けないくらいで除隊ですか?ってか、あなたたちは一体何を目指してる人たちなんですか?てか、フォルテのアイデンティティまで奪う必要あるんですか?ってか、何でフォルテさんまで納得して去るんですか!?
ツッコミが追いつかないです。いつの間にか、エンジェル隊は超人気バンドに。といっても、新フォルテ以外は楽器弾くフリだけで通してきたらしいです。ってみんな楽器弾けないんかい!!じゃあなんでフォルテだけクビなったんじゃい!!
いかんいかん。ツッコミだしたらきりがない。とにかく、おやつをめぐっての仲間割れをスクープされたエンジェル隊の人気はあっという間に下降線。世間のイメージも、一瞬にしてコペルニクス的転回。ツインスター隊が新たなスターとなる。あたしたちのロックはもう終ってしまったのかしら・・・?と自問する蘭花蘭花さんのシリアスさにちょっとだまされそうになりましたが、よく考えると「ロック」にかんしては、終ったどころか始まってもいなかったような・・・。復活ライブを開く蘭花。しかし、ギターはもういない。そこに現れた、さすらいのギタリストこと真フォルテがカッコイイぜっ。しかし、新フォルテも戻ってきて、人々は新フォルテの歌に夢中になってしまったので、真フォルテさん意味なし。
いつもより最後のねじ伏せ方が弱かったですね。でも、蘭花が不可思議な情熱で有無を言わさず引っ張ってった部分は、やっぱ好きでした。
で、なぜにきただにひろしご本人様HPのバイオが更新されてました。


Bパートは、エンジェル隊の踏み台、ウォルコット中佐のお話。中佐の朝はエンジェル隊の朝食作りから始まります。寝ぼけてまぎれてるちとせを連れ出し、メニューにわがまま言いつづけるみなさんに手を焼き、「おはよう・・・ございました・・・」と朝から終ってるミルフィーユを目覚めさせる。待機中もエンジェル隊がしでかした数々の不始末で頭を下げつづけ、やっと落ち着いてTVを見ながら昼食かと思えば(まんま主婦)、うっかり惑星崩壊させちゃったんで、後始末よろしくー♪というエンジェル隊からの連絡が。明日また叱られるんだろうなあ、という憂鬱を抱え(星消滅させて小言だけ!?)晩御飯の買出しに行けば、血気盛んな主婦の勢いに翻弄される。気立てのよさそうな店員さんに声をかけられたりしますが、実は、彼女の姿を見ることが中佐のささやかな楽しみ。そこに現れたにゃあにょ言葉の猫強盗を慌てず騒がず見事に一網打尽すれば、いきなり件の店員さんから告られる。海岸線をタンデムで走るふたり。海辺ではしゃぐふたり。BGMも中佐の歌です。おまへのぬぅくもりぐぅあ〜♪妙にコブシが回ってて、むずがゆい微笑ましさが漂います。しかし、7時の時報とともにエンジェル隊のご飯を作りに帰る中佐。ひとときの幸せは終った。帰り着いてみれば、ミルフィーの作った晩御飯はデザート三昧。苦労して買ったネギや豆腐は一体どこへ、と中佐は自分の存在価値をちょっと振り返る。しかも、みなさんが妙に優しいと思ったら、非道なおねだり三昧。しょうがないですねえ。
わがまま娘5人を抱えたお父さんの悩みは尽きない。でもそれはそれで幸せだったり。というホームドラマでした。それでいいのか中佐!?
あ、小池さん。



8月17日。


ウルトラQ「密やかな終幕」
薬科大学の学生たちが消失した事件の背後にいたのは、人間のDNAをたどって、原初のDNAにたどり着こうとした天才学者。実は人工的に作られた人間である彼女は、醜い人間達のDNAを正しく書き換えようとしていたのだった。彼女を愛していた同僚は、彼女の暴走を止めようとあえて取り込まれ、彼女の分裂を阻止する。しかし、時既に遅く、街には彼女の分身が広がりつつあった。
人類は密やかに終幕を迎えようとしていたという、まさにダーク・ファンタジーですが、取り立てて目新しい要素があるわけでもないのでコメントのしようがありません。坂本のエピソードって、何か物語にかかわってたっけ?意味なかったような。



RAGNAROK THE ANIMATION「もう、いいや・・・」
アリスを自分の手で惨殺したことにショックを受けているマーヤは、自分の中に閉じこもったまんま。誰の言葉にも耳を貸さない。そんなマーヤを見てロアンは、このままじゃコモドまで一緒にいけないから、ここで別れた方がいいかも、と言う。うわ。何言うてんねんこの男?それが、どん底にいる幼女にかける言葉かい?いや待て待て。ロアンくんにもちゃんと理由があるんです。「俺がもっと強かったらマーヤはこんなことにならなかったかもしれない。俺はもっと強くなるために、早いとこコモドに行かなきゃならない」すいません。やっぱりちゃんとした理由なんてありませんでした。もう完全に論理が裏返ってます。意味が分からない。「全く女って奴は、男の優しさを分かっちゃいないぜ」とおっしゃられても、男でも理解できないと思いますよ、あなたの「優しさ」。てか、も一度人間やり直してこい。自分が悪いことしてるという自覚がないから、余計始末に負えない。キーオ兄さんの方が、あからさまに自己中でそれを隠しもしない分、ましな人に思えてくるわ。というわけで以上、今週のロアンの人非人言動でした。ユーファのおもしろ行動がないんで、ロアンをネタにするしかないじゃないですか。
一方ユーファですが、いつものように唐突にキーオ兄さんが現れ、悪いのは全て人間だお前らが俺を置いてくからこうなったんじゃないかばかやろこんにゃろめ、といつもの愚痴の続き。ユーファも兄さんの気迫に押されたのか思わず謝っちゃう。ロアンが来てもキーオの方を救ってるし。ユーファさんは、新技の連続かましてるっぽいけど、ゲームを知らない人間には何やってるのかさっぱり。
キーオがユーファを担当してる間、ジルタスはマーヤ担当で言葉責め。何でこの人たち、主力の戦闘要員を潰しに行かないで、女の子たちと戯れているんだろう?追い詰められたマーヤは、アリスの元へいけるなら、もういいや、と諦める。しかし、ジルタスはマーヤが逃げ込んだその場所を恐れて退却。彼女もトラウマ持ちですか?マーヤは追い詰められた状況で、初めてアリスの死をちゃんと受け止めることができた、って感じでしょうか?これでトラウマ終了して次回あたり何事もなかったかのようにマーヤが復活してたら・・・・・・あり得るな。まあ、いいや・・・



忘却の旋律「太陽がきみを呼んでいる」
ココとアイバーマシンたちの戦いから幕を開けた今日は、戦闘シーンが多くて楽しい。
総理は操られたSPによって銃弾に倒れる。ボッカは瀕死の総理の傍にココを呼ぶ。自分の娘がメロスの戦士になっていたと悟った総理は、何もしてやれなかった娘への償いのためか、その未来のためか、まほろばの場所を教える。まほろばで宇宙空間に飛び立ったらもう戻ってこれないかもしれない。地上に別れを告げようとする恋人たち三景。
ココは、戻ってこれないかもしれないからこそヒカリたちと一緒に行くと言う。最後の肉親を失った今、彼女にはもう彼らしかいないのだから。プチ告白ですよね、これって。
環状線をぐーるぐるの遠音の所には絵市が現れ、遠音はあっという間に復活。環状線を降りると、出逢った時のように遠音を待ちつづけていてくれたスカイブルー。てか、結局遠音は何がしたかったんだ?
そしてボッカは、小夜子に別れを告げに来る。帰ってきたら結婚しようか?って言うけど、それは小夜子が本当に欲しい言葉じゃない。本当は、無理だと分かっていても、一緒に来てくれ、と言われたかったんだと思います。ボッカもそれを口に出せないからこそ、精一杯の言葉を贈ったんでしょう。
まほろばを手に入れるために電気羊と戦いながら、小夜子の手紙を反芻するボッカ。小夜子にとって、ボッカは初めて見つけた自分の場所だった。家族に疎まれ生贄にされた小夜子は、想いを抱いた黒船に妻がいると分かっていても追いかけ、ひたすら自分の居場所を求めた、そしてボッカに出逢った。今までのように、無理矢理見つけようとした場所じゃない。気付いたら、いつの間にかそこが居場所だった。だからこそ、失うことが怖かった。
ゆるやかなBGMを背景に、もうひとつの音楽のように流れる小夜子の言葉に乗せて戦うボッカたち。このシーンは、戦闘シーンにもかかわらず詩的で繊細で切ない、出色の出来でした。
ホテルの式場でウエディングドレスを着て待っている小夜子に、ボッカの返事を乗せた矢文。キミこそ太陽だ。マイッタネこりゃ。
出発するボッカを見送る小夜子。最近小夜子がかわいく思えてきたんで、出番がなくなるのは残念です。もっとも、小夜子の役割がこれで終りってことはないでしょうけど。
次回、宇宙空間では地上以上にすごいことになってるような気がする。