面白い作品

最近気付いたのは、見てて面白い作品と、感想を書いてて面白い作品があるってこと。
んで、今のところ私にとって後者の最たるものは、RAGNAROKだったりします。作品としてはどうしようもないのに、感想を書くとツッコミどころがいっぱいで、楽しくてたまらない。
じゃあ、なんでツッコミどころがいっぱいのファフナーは、感想を書く気になれないんだろう?わざとらしいくらい謎めいたところなんかは、つい感想が長くなってしまうMADLAXと大差ないのに、とつらつら考えたところ、多分、MADLAXのような奇天烈な行動をとるキャラもいなければ、RAGNAROKのようにとことん破綻しているわけでもない。中途半端にきちんとしてるせいなんだろうなあ、という結論に達しました。
10月からの新番組情報を見て、第二のRAGNAROKにあたるのが種リターンズのような気がしてたんですけど、類似品のファフナーがこれでは、種の感想を書くのも難しいかもしれない。



8月2日分。


MADLAX「双離-duo-」
エリノアは今日も普通でした。うーむ。


真実を知ったことで、今まで自分が信じていたものに裏切られたリメルダ(といっても、ほいほいカロッスアの手先になるあたり、それほど信念があったとは思えないけど)。彼女は隊長を撃って軍から離れる。包囲されながらもキズひとつ負わず逃げ出すというあり得なさは、さすがリメルダです。そして、自分を欺いたカロッスアをも殺そうとするが、結局できませんでした。すっかり情が移っちゃってるようです(カロッスアも?)。
一方、エリエス文字を追って図書館にたどり着いたマドラックスは、そこでナハルと相まみえる。あなたは違う、とナハルに言われるマドラックス。フライデー、レティシアに続いてまたもや自分を否定される言葉を聞いた彼女の脳裏に、再びよみがえる幼い自分の姿。私を否定しないで。幼いマドラックスの前に倒れていたのが父だとしたら、マドラックスは父に否定された?
やっと顔を合わせたマドラックスとマーガレット。そして、彼女たちを想う人々。
ここで、この二人を中心としたふたつのグループが見えてきます。マドラックス側=ヴァネッサ、リメルダは、巻き込まれ型。本質とそれを取り巻く事態に間接的にかかわって、運命を狂わされた人々。そして、マーガレット側=カロッスア、クアンジッタ(ナハル)は、本質に直接かかわる人たち。資質を持つ人たち(レティシアに言わせると、マドラックス=偽りの真実しか知らない、マーガレット=真実を知らない、らしいですが)。このふたつのグループの間には、マーガレットとヴァネッサ、カロッスアとリメルダというつながりがある。となると、マドラックスとつながるのはクアンジッタ?全員が、自分たちの果たす役割がわからないまま動いているのに対して、クアンジッタだけがそれを把握しているようなので、この人がきちんと動き出せば謎は解けていきそうなものですけどね。
で、今回のアクション・ハイライトは、マドラックス対ナハル。正面至近距離から手練れのマドの銃口をかわすあり得なさは、さすがナハルです。伊達に怪しいだけじゃない。しかも、マーガレットが来るまでは完全に大手をかけてたし。多分、真剣にマドラックスを殺すつもりだったのでしょう。ということは、マドラックスはやはり、フライデーやクアンジッタの思惑とは関係のないところで巻き込まれてしまった、イレギュラーな要素ということなのでしょうかね。
SSSはどこ行ったんだろうなあ。