東京湾景

一応ちらっとだけ見てみましたが、セリフの一言一言があまりにも肌に合わなくてのたうちまわり、ふとプロデューサーの名前を見たら、私が天敵と見なす4人のうちの1人がいました。納得。



7月5日分。


MADLAX「妄想-memory-」
妄想ってだけあって、今回はそれほど話が進まなかったです。今日のキーワードは、赤い靴、ドレス、絵本。
メルヘンですねぇ。


ELDA TALUTAの言葉を見て倒れた後目覚めたマドラックスは、記憶を失い幼児退行していた。カロッスアがその状態を予測していたことからして、それがフライデーの放った本質の結果だったのかとも思うけど、でもマドラックスが画面を見たのは事故に近いんだけどなぁ。フライデーはそこまで行動を予測していたということでしょうか?
幼いマドラックスがこだわるのは、なくした赤い靴。ヴァネッサは、マーガレットもまた、赤い靴に惹かれていたことをぼんやりと思い出す。記憶の共有か。同じ体験をしたのか。それとも、全く別の経験が、同じ赤い靴にかかわっていただけか。
カロッスアは再びマーガレットに会い、本を手放すよう勧めるが、マーガレットは頑なに拒む。
一方、赤い靴を探して、街をさ迷うマドラックス。だから、ベアショルダーのカクテルドレスは場違いですってばお嬢さん。一張羅の黒のドレスじゃなくて白のドレスってのは、マドラックスの内面の変化に合わせたコーディネートなんでしょうね。彼女がいちいちドレスを纏うのにも何らかの意味があるのかもしれない。「おしゃれ」にこだわってたし。単にオシャレさんなだけ♪とかだったら、ぶっ飛ばす。
マドラックスを探しに来たヴァネッサ。銃を向けるリメルダ。銃を見たマドラックスの記憶の中で、父の背中が蘇り、自分を取り戻したマドラックスは、反射的にリメルダの銃を取り上げながらもそのまま見逃す。状況もわからずに人を殺したくないから、ということで、一応、殺しのポリシーがあってリメルダを見逃したんですね、前回も。
一方、ナハル(とそのご主人様)が何をやりたいのかが謎です。資質のある人を見つけては悦に入っているようですが、本質に近づける資質とかなんとか、宗教がかったことに違いない。



スケバン刑事if』(和田慎二/MFコミックス)
こんな本が出てるなんて全く知らなかったので、本屋で見かけてぶっとびましたよ。懐かしのスケバン刑事のパラレル・ワールド編。
サキと宿敵・麗巳が親友だったら、というifの世界を描いたものでした。確かに本編でもふたりは、コインの裏表の様に、お互いがお互いを最も近い存在としてとらえていたから、有り得ない話じゃないですね。何といっても、稀代の悪役、麗巳がすっかりカワイくなっちゃってるのが楽しかったです。碧子や美鈴といった懐かしいキャラも出てくるし、麗巳と美鈴はヨーヨー使うし(本来の武器は、麗巳は鞭、美鈴は撒きびしだったはず)。本編が好きな人間にはパロディとして楽しめると思います。
ただし内容は、ご都合主義な展開に中途半端な社会批判プラス百合風味少々なので、本編を知らない人にはツライかもしれない。
マーダーライセンス牙ブラックエンジェルズ」みたいな内容でした。