ぼーっとしてる間に、番組入れ替わりシーズン。

とりあえず、今期絶対見るぞと鼻息荒いのはGAくらいで、後は内容によってはシノブ伝、DearSは平田広明がオモロいことしてくれる役だったら見るかもしれない（おい）。

6月29日分。

◆RAGNAROK THE ANIMATION「守る者・・・」
先週たそがれた挙句パーティを飛び出したロアンくんが主役です。ユーファさんはお休み。淋しいのぉ。

ロアンくんの芸風に明らかな変化が見られます。冒頭からイっちゃった目をして剣をふりまわしたりして、刃こぼれした剣を刀鍛冶のおっちゃんのところに持ち込めば、案の定修理を断られます。そこにキーオ兄さんが偶然剣を取りに来て、おまえは殺す価値さえない、とか言い放って去っていく。いつものようにいじめられたせいか、ちょっと自分を取り戻した様子のロアンくん（それも哀しい・・・）。おっちゃんも剣を直してやることにする。女を泣かしても剣を泣かすんじゃねぇぞ、とかいなせに言ってますけど、ゴメンおっさん。無理。このコは剣を泣かすことはあっても、女は泣かせられないから。
そこに現れた一話登場のドロンジョ・トリオ。ヤケになってるロアンは、パーティに入ることになる。ドロンジョさんたちが、日常業務（恐喝）に精を出してる間、ロアンの脳裏には次々と仲間の声が甦る。
ユーファの周りをうろいついてるだけｂｙジュディア
愚かですねｂｙタキウス
努力と才能は所詮結びつかぬものｂｙイルガ
全く役に立たないしねｂｙマーヤ
ひとりじゃなんにも出来ないのはロアンでしょｂｙユーファ
うっわ、声に出して読みたいイヤミ集。みなさんの毒をふんだんに盛り込んだ名言が目白押し。ホントにこれだけ言われてたんかい？パーティ辞めて正解。
過去にこだわらずに前向きに行こう、とドロンジョに言われて、なんかちょっと感動して、メデタく恐喝犯の仲間入り。その後、水棲生物の島にわたって、人が変わったように剣を振り回し、そこらのクリーチャーを切りまくる。真面目な奴がグレると性質が悪い。
結局、半魚人と戦ってピンチになったりするが、クルセーダーのお姉さんに助けられ、お姉さんについていくことにする。
よかったなロアン。キミもついに自分の人生に目覚めたか。その方が長生きできるぞきっと。お姉さんも美人だし（でも、ユーファの方がカワイイとか思ってそうだなこの男）。
次週、ユーファwithout下僕の行方に注目。

◆忘却の旋律「黒船」
時空が混乱してるので、私も混乱してます。

まず、バスの中でボッカを助けた少年ですが、これは前に牛モンスターに食われた少年でしょうか？となると、過去の風景っぽいけど、成長したガネっコとかがいるので、やっぱり未来っぽい。でも運転手が牛なんで、単なる幻覚っぽい。別にパラレルとかの要素は入ってきてないですよね？闘牛場でのイベントに干渉できない割にガネっコとは普通にお話できてたから、ガネっコが幻覚とかかもしれない・・・。ほらもう混乱してる。
生贄になりそうなところをボッカに助けられた少年ソロ。メロスの戦士でもないのに迷宮の中で平気でいられるソロに、黒船は疑惑を抱いているようでした。牛と協同して、ボッカの黒船への不信感を煽るようなこと言ってたので、このコもモンスターの側かもしれない。そもそも、現在の時空のコなのかどうかすらも分からんけど。
ちなみに、ボッカは黒船にあっさり遭っちゃって、何の感動場面もありませんでした。一大決心して入ってきた迷宮なのに、最近の子はドライだわぁ。
黒船が言うには、モンスターが姿を見せなくなったのは、自分達の姿を見せるとメロスの戦士を増やすだけだと気が付いたから。なるほど、それで普段はエージェントが統治してるわけですか。
過去の牛との闘いで、牛は黒船に倒されたはずなんだけど、なぜかこの迷宮の中で生き続けてきた。錆付くくらい放っとかれた黒船のアイバーマシンとか考えると、黒船も全く外に出ないで迷宮にいたんじゃないかとも思えてくる。じゃあ、なんで牛も黒船も、外の世界をふらついてたんだろう？だめだ完全に混乱してる。
唯一はっきり認識できたのは、過去の小夜子の姿でした。兄がエージェントだったため両親に生贄にされた小夜子を救い出した黒船。これがふたりの出会いだったわけですね。他にすがるものが何一つなかったヘビーな状況での救いの手だったゆえに、小夜子は黒船ラビューンになったということでしょうか？それだけだったら単なる気の迷いで片付けられるけど、もっと深いつながりがありそうな気がする。じゃないと面白くない。

ワケの分からない部分は放っとくとして、本日の見どころは、闘牛場にマタドール姿の黒船。牛モンスターと戦うためだけに、わざわざこのセッティングと衣装用意したのかよっ！？黒船のこだわりか？だとしたら、とってもナルシスト。それとも牛のお膳立て？だとしたら、かなり自虐的。戦闘内容も、この番組にしては面白かったです。特に、牛が玉を落とし、黒船が弓を使って空中に飛び上がるところ。マヌケなんだかカッコいいんだか判断がつきかねる二人の姿に、オリジナリティを感じました。