男の妄想カード

今回のSUPER JUMPは「飛び出す男の妄想カード」付きでした。これは、小谷憲一イラストの女体カードを裏からこすって、自分好みの凹凸をつけるというものです。微妙なアイデアですね。
しょうがないので、好みの乳というものを一生懸命作ってみました。
疲れました。



6月29日分。


ウルトラQ「影の侵略者」
光の世界に憧れた影の物語。太田愛、連投。


人間とその影とが入れ替わっているのではないかというメールが、坂本の出版社に続々と届く。そして坂本は、入れ替わりのひとり、アノルと出会う。外の世界に憧れていたため、人間を殺して入れ替わったというアノル。闇の鏡から現れたアノルは、欲しいものを欲しい時に盗ればいい、という考えで、倫理観など欠片も持たない。しかし坂本は、アノルとともに暮らし始め、アノルに人間の心を教えていく。
人間は自分のほかにも大切なものを持っている、という坂本に「剛一は私がうれしいとうれしい?」とおそるおそる尋ねるアノル。「ああ、うれしいよ」と返されて、笑顔になる。坂本に惹かれ、少しずつ人間に近づこうとしているアノルがかわいらしい。
しかし、鏡から生まれた入れ替わりたちが殺戮を始めた。坂本を救うために闇の鏡の番人、ヴァーノに立ち向かい消滅していくアノル。自分に恋することの喜びを教えてくれた人間に「ありがとう」という言葉を残して。


太田愛が得意とする、人間に惹かれ、人間のために自己犠牲をいとわない異人の物語。坂本がなぜ最初にアノルを引き止めたのかが謎だけど(単に好みだったとか?)、お約束どおりの切ないラブストーリーに、気持よく浸らせていただきました。



6月28日分。


MADLAX「覚鳴-awake-」
最近項目別に分けないと、私のアタマがついていけません。


●マーガレットとセカンダリ
この本のタイトルを「サークス・サーク」だとマーガレットに告げるカロッスア。それが本当に本のタイトルなのかは分からないけど、カロッスアの反応からして、その言葉自体に催眠効果のようなものがあったはず。しかし、マーガレットは全く惑わされることなく、カロッスアをたじろがせる。セカンダリのしみを見て、引き込まれそうになるカロッスア。そして、この本を何度も見ているマーガレットが、全く本の影響を受けていないことに恐怖を覚える。
眠りの中でさえ、セカンダリを守ろうとするマーガレット。マーガレットは、この本の番人のような役割を果たしている?


マドラックスセカンダリ
カロッスアは、セカンダリのページが破られていることに気付く。その頃、マドラックスの部屋に通されたヴァネッサが、壁に貼られた紙に気付く。マドが小さな頃から持っていたそれは、明らかにセカンダリから破られたページのようである。セカンダリを完全な形にしないために、誰かがマドラックスに託したのかもしれない。マドラックスの父だろうか?


マドラックス&ヴァネッサとガザソニカ
マドラックスはガザソニカで父を探している。記憶の中でマドの父は軍服を着ていたという。ヴァネッサは外人部隊の可能性を示唆する(となると、フライデーの可能性は低いか・・・)。
一方、ラフレスの外交官としてガザソニカに赴任していたヴァネッサの父。内戦を誘発したとして捕まった両親。ヴァネッサは、その真実を探ろうとしている。


●カロッスアと3人の女
カロッスアもマーガレットを同じく、記憶がを失っているという。セカンダリのしみを自分の血だというが、彼もまたガザソニカで、マーガレットと同時期に自分を失ったひとりなのかもしれない。幼い頃記憶を失ったマーガレットの口から発せられたマドラックスという言葉。アンファンに敵対しようとしているヴァネッサ。ガザソニカにかかわる3人の女の存在に興味を抱くカロッスア。
すべての始まりは、内戦が勃発した時期のガザソニカなのかもしれない。そこで記憶を失ったマーガレット。多分、その時父を見失ったのであろうマドラックス。両親を奪われたヴァネッサ。そして、その時に記憶を失ったのかもしれないカロッスア。カロッスアは外人部隊に参加してたとか?
同時期に大切なものをガザソニカに奪われた(と考えられる)4人が、その時果たした役割とは何だったのか?


フライデーは、マドラックスに「本質」を放つ、と宣言する。
データを解析するヴァネッサ。画面に現れた言葉からヴァネッサを突き飛ばすが、自分が捕らわれてしまうマドラックス。ELDA TALUTA。以前、アンファンに追い詰められて、その支配下に置かれた刑事が聞かされた呪文のような言葉。これは、たまたまマドラックスが見てしまった言葉だから、「本質」ではないんでしょうね。
一方、カロッスアは、マーガレットを「本質」に動じない少女、と言う。以前稀覯本探偵が出てきたときのサブタイトル「繪本-nature-」を考えると、絵本の存在自体が「nature=本質」なのか。それとも「本質」とは、エリエス文字にまつわる「何か」のことなのか。ヒントが出されるごとに謎が増えてくこの状況は、何とかならないものなのか。
そしてマドラックスはいつ、パスタ以外のメニューを覚えるのか?



6月26日分。


美鳥の日々「二人no日々」【最終回】
毎回見ていたわけではないのですが、一応、第一話の感想(4/5/03)を書いたのでその印象の修正。


最初に受けた印象は「妄想系」でしたが、物語が進んでいくうちに、異常なシチュエーション以外はごくごく正統派のラブコメじゃん、と思うようになりました。特に最終回を見て、これは、内気な女の子が大好きな人に勇気を出して告白できるようになるまでを描いた物語だったんだなぁ、と納得させられました(一方で、R'sMさんの、正治の立場からの美鳥の日々=羽衣伝説、という視点にも、なるほどと唸らされました)。こんな風に、ちゃんとラストで一本筋の通った物語が見えるシリーズ構成って、気持ちがいいですねぇ。
演出、作画などについては第一話の感想とさほど変わりません。スタジオぴえろとは思えないクオリティで、同スタジオ某作品のヲタである私としては、羨ましいわ悔しいわ、見るたびに歯噛みしてました。脚本も破綻がなかったし、郷愁を誘うローカルな風景を描いた美術が特に、物語の切なさを十二分に支えていたと思います。