謎の男・袴田

仔犬のワルツ最終回。
結局、袴田は本当に西島の友達だったのか?袴田はどうやって教会から脱出したのか?袴田とドランクドラゴンとの関係は?
と今、袴田氏が気になって仕方がありません。誰か私のために、最終的な人間関係表、犯罪歴表を作ってやってください。



美少女戦士セーラームーン【Act.37】
今回のみどころは、いなくなったうさぎちゃんのフォローをする亜美ちゃん&まこちゃん、特撮映画をリハするレイちゃん&美奈子ちゃん、そして、衛と四天王たち。


姿を消したうさぎちゃん。うさぎちゃんママをごまかすためにうさぎちゃんのふりをする亜美ちゃん。亜美ちゃんとママが顔を合わせて一瞬固まる。がママ、全く気付かない。目をむくルナと戸惑い気味の亜美ちゃん。コンタクトをなくしたかせいで気付いていないだけでしたー。・・・いや、シルエットが全く違うだろう?
結局亜美ちゃんは、うさぎちゃんの代わりに、ミオの料理と見まがうようなゴーヤ・オムレツを食べるはめになったりしてます。うさぎちゃんの弟くんは、うさぎちゃんなりきりの亜美ちゃんを見て、何となくしょうもないことだと悟ったのか、諦観のため息を残し去る。キミも苦労するね。そこに現れたまこちゃん。亜美ちゃんと顔を合わせて一瞬の沈黙。仕方なく笑うっきゃない亜美ちゃん。うさぎ・・・と笑顔が固まった状態のまこちゃん。またまた微妙な沈黙が流れる。
今回は、この番組特有の「間」が存分に楽しめる回でした。
次にうさぎちゃん役を演じたまこちゃんは、もっとうさぎちゃんぽく、とルナに指示されて、すっごくバカっぽく振る舞います。「うさぎちゃんっぽく=バカっぽく」らしいです。ママも納得。アンタら、とことんうさぎちゃんをアホだと思ってるんですね。このママの下でうさぎちゃんがグレなかったのは奇跡です。
一方、撮影中の美奈子ちゃんと話をするために、望まない着ぐるみキャラを振られて、すんごく不本意そうなレイちゃん。美奈子ちゃんもわざといじわるしてるでしょう?前回、理不尽に責められたお返しですか?でも最後には、息もぴったりに演じられるようになっていて、スタッフも思わず拍手。そんなことに習熟してどうすんだ?セーラー戦士
と、緊迫した状況にもかかわらずセーラー戦士たちがメチャクチャ楽しませてくれた一方、シリアスばりばりなのは、衛と四天王たち。まだ前世の悲劇にとらわれているクンツァイト。過去を思い出せないジェダイト。ひたすら衛に忠実なゾイサイト。前世の記憶の中のクンツァイトはとてもさわやか野郎で、衛にとって良い教師であった様子が分かります。そして、ベリルに「落とされた」ネフライト。すっかりそこいらの兄ちゃんになってます。ベリルを憎悪する彼は、今後キーマンになりそう。
どうでもいいけど、ジェダイト、前髪の分け方変えたね。



超星神グランセイザー「超古代からの来訪者」
異星のロボットが発見されるが、博士はいつものようにうっかりさんなんで、まんまと研究所から逃げ出します。そして、未加とロボット・オメガの奇妙なデートへ。こういう展開の方がグランセイザーは面白い。


優雅にオープンカフェしてる仁。そこに現れる豪。このふたりがそろったら、真面目なシーンになるはずがない。案の定、阿呆なりやりとりをしているところに未加に連れられたオメガが現れ、ふたりの関係を「テイクアウト、持ち帰りをしているところです」と自信満々に宣言する。その大胆さに驚愕するふたり。メッチャ恥ずかしいんで、必殺の一撃を加える未加。姐さん、国立科学研究所の貴重な資料になんてことを。でもここでオメガが壊れたら、後の悲劇は起こらなかったのかもしれません(それはそれで、未加が凶悪犯として手配されそうですが)。
まだ言葉はぎこちないオメガですが、なぜか時代劇調になると、口調も仕種も決まってます。未加も「姫」とか言われてまんざらでもないらしく、細かいことは気にしてません。気にしろ。
炎のトライブと和んでるところに霊感少女蘭が現れ、オメガが敵方ロボットであることが判明。全員に遭うとセイザー全滅になるらしいのですが、そんな面倒なことせずに一人遭うごとに殺してけば簡単だと思いますけどね。ちょうど半分の6人に遭ったからメモリーの封印が解けたのか、それとも蘭の力が引き金となったのか。
久しぶりに12人勢ぞろいの次週に続きます。



ケロロ軍曹「ドロロ 忘れられた戦士であります」「ドロロ&小雪 友情は美しき哉であります」
新キャラ登場。地球の平和を守るために闘うコンビ、小雪とドロロです。これでOPのキャラは全員登場?


キモいアラザザ人とか、気配発生型宇宙人とか、実演販売型宇宙人とか、ペコポンそこはかとなく危機っぽいけど、それぞれの力が拮抗して、かえって平和なのかもしれません。実演販売に集まった主婦たちも、あの気持ち悪い宇宙人を見て驚かずに、金返せ、という逞しい方たちばかりですので、ペコポン人、案外宇宙最強かもしんない。
ケロロ小隊4人ともにすっかり忘れられてたドロロ登場。せめて伍長くらい覚えててやれよ・・・。もしかしたらクルルあたりは覚えてても、面白いから放っといたのかもしれない。妙にヒーロー声のドロロと純朴そうな小雪という、この番組には珍しく、真面目にきちんと生きてそうなコンビです。
猫はすっかり伍長になついてますねー。


Bパート。ケロロギロロ、ドロロは、実は幼馴染で同期であったことが明らかになります。だから何でケロロが隊長になったんだろうなあ。ちっちゃい頃の伍長は、目つきは悪いけど、やっぱかわいいですぅ。思い出の中で、何の悪気もなくドロロを苦境に追い込んでる軍曹。がまん大会だの、大食い競争だの、ほとんどいじめのようなことをやらせてます。子供って残酷。というより、軍曹ヒドすぎ。
ケロン人の天敵、サイコガン野郎にさらわれたドロロを取り返すために集合する4人。5人揃ってケロロ小隊!お約束どおりの見せ場です!必殺技はなぜかバスケの反則技、軍曹のプロゴルファー、そしてドロロの左手は添えるだけ・・・のシュートにつなぐ。もしかして、草尾毅を使ったのはこのためだけですか?そう考えると、小雪役の広橋涼のキャスティングも、カレイドからくるベタな発想かもしれません。特撮の定石を抑えてちゃんとやられる律儀なコブラ星人が清々しかったですね。


新キャラ登場だと面白いというのがこの番組のパターンでしたが、今までのキャラの非常識度が強烈すぎて、ドロロと小雪のような、どっちかというと良識人系はあまりインパクトないですね。戦闘シーンも悪くはないけど、この番組のレベルで考えるとイマイチのスピード感でした。



6月24日分。


KURAU -phantom memory-「広い世界へ・・・」
前半は叙情的ファンタジー、後半はアクションという、どっちに向かってるのか分からない作品。
演出も作画も、1回目ということを差し引いても、きちんとした仕事をしてると思います。ただし、私には合わないです。絢爛系統の地味なキャラデザインは苦手なんですよ。加えて、分かりやすい筋立ての作品じゃなくて、どこ行くんだ?的曖昧ストーリーのアニメを私が見るとしたら、MADLAXとかGANTZとかのキャラの面白さ(というかオモロかしさ)で見る方なんで、ツッコミがいのあるキャラが出てこないとどうにも苦しい。
絵がキレイだねー、今の回り込みいいねー、とかだけで、話にのめり込めずに終わりそう。



天上天下「魔力」
文七大活躍の回です。タクシーのおっちゃんをスーパーナチュラル系の話でで脅したり、身の上相談にのっちゃったりと、和ませてくれますねぇ。文七にはなむけの言葉を贈るおっちゃんもカッコイイ。葛葉を、ドブス、とか言い放っちゃって葛葉のプライドを傷つけるところも、文七にしかできなさそう。
今日は作画も演出もこの間が良かった反動か、全体的に崩れててポイントを外してます。慎と文七のバトルは、慎の化け物ぶりを見せなきゃいけないんだろうに、彼の狂気が感じられない。それゆえに、葛葉の言う、慎の哀れさというのも伝わってこない。せっかく青空の下という全く逆ベクトルの背景が用意されているんだから、その下で鬼気迫る表情や底知れない暗い雰囲気を出せれば、その哀しさが十分感じられるはずなんですけどねぇ。