中井和哉の口笛は演技だったのか?

それとも、本当に下手なのか?



6月23日分。


RAGNAROK THE ANIMATION「僕じゃだめなのか・・・」
タキウスの先生とキーオは敵対してんだと思ってましたが、世界制服を狙う同じ穴のムジナっぽい展開になってきました。


ユーファは、優しかったイケメン兄ちゃんが安っぽい小悪党みたいなキャラになってて、かなりのショックを受けてます。うん。それは分かるけど、せめてイルガにヒールくらいかけてやれ。
兄さんとの思い出を振り返るユーファ。バナナ好きは兄ゆずりらしいとか、兄さんは女性に対するプレゼントにとことんセンスがなかったとか、次々と新事実が明かされていきます。だって、プレゼントが卵の殻だよ、卵の。それを頭に被せるんだよ?いくら相手がちっさい子だからって、女性に贈るもんじゃないでしょ?ね、ユーファさん。
「うわぁかわいい」
・・・兄ちゃんのくれるもんなら何でもよかったんですね。麗しき兄妹愛ということで。
その頃ロアンくん。久しぶりに会ったら微妙なキャラになってたキーオ兄ちゃんに、「失望したぞ」とか言われるし(そりゃこっちのセリフだ)、愛するご主人様、ユーファには「あっち行って」とか言われる。兄妹に精神的ブローのコンボを食らわせられ、完全にバイオリズムが下降曲線。
一方、不器用ながらもユーファを慰めようとでもしたのか、下手くそな口笛吹いて現れるイルガ。かわいかった頃の自分とキーオの思い出なんかを語って、ショタ好きさんへのサービスも忘れない。なによりも、この男がこんなに長くしゃべれるとは思ってませんでした。大丈夫か?もうすぐ死ぬんじゃないか?などという想いで感極まったのか、イルガの胸に飛び込んで泣くユーファ。それをタイミングよく見てしまい、打ちひしがれるロアン。「僕じゃダメなんだ・・・」
ダメです。
さっ、次々。ジュディアとマーヤは暇にまかせて、場を和ますための余興を考えつく。花嫁姿のイルガと花婿姿のジュディアの結婚式。何でこんなこと思いつくかね?イルガもたまには抵抗しようよ。もうちょっと、ちゃんと考えていこうよ・・・って、ええええええぇぇぇ!!タッキー感動して泣いてるしぃ!!
「仲間とは、よいものですね・・・」しみじみ。
しみぢみ、じゃなくて!!その反応、完全におかしいから。真理を追究する前にまず一般常識を極めようよ。
「お笑い結婚式見て泣く女もどうかと思うんですけど」とか、サトエリに言われるぞ。



忘却の旋律迷宮島編・迷宮島
ビジュアル系モンスターさんが久しぶりに登場。あ、お食事中でしたか。これは失敬。


ボッカと小夜子は、黒船の行方を追って迷宮島という離島にわたる。太古に沈んだはずの島。太古の月が見える島。時間が止まった島。きっと、太古の記憶もとどめる島なんでしょう。だってほら、エジプトもどきの壁画とかギリシア神話もどきの牛モチーフ散りばめてるし。色んな記憶寄り合い所みたいなもんだと考えると、そこはかとなくロマンチック。
ちょっと基本的な部分が謎なんですが、この世界って、私たちの世界とは別次元の世界ですよね?ウチらと同じような歴史を重ねてきたけど、途中でモンスターが歴史に介在してきたとかいうことなんでしょうか?ウチらの世界と同じ時間軸上にあったりしませんよね?


前回出てきたグローバル山猫さんはこの島在住の方であったことが分かりましたが、さわやかな春風のように駆け抜けてしまわれました(あっけなく玉砕)。
今回のお相手はそんな小モノじゃなくて、迷宮というミステリー・ゾーン。そこに黒船がいるらしいと聞いて迷宮に向かうボッカを小夜子が止める。
小夜子はかなりボッカに傾いているようだけど、その気持の程度を測ろうにも、そもそも基準となる小夜子と黒船の関係がよく分からない。単なるミーハー追っかけか?何かエピソードがあるのか?何もないけど何か感じるのか?それが分からない限り、ボッカの「僕は黒船さんじゃない」という言葉も、あまり意味をなさないです。ボッカはそこら辺、分かって言ったのだろうか?「女の子って肝心なトコではっきりしないんだから」とか、たまにウマいこと言うボッカくんだから、曖昧なままに適当に話を合わせたのかもしれん。うわこのふたりはラブラブかもドキドキ、と感じさせるには、そのあたりの背景が曖昧すぎて、このシーンは感情移入できませんでした。


エランヴィタールに小夜子を託して迷宮に入ったボッカは、そこで、昔の平和だった学校時代の風景に遭う。そして次週、さらなる衝撃がボッカを襲う!黒船!!その珍妙な出で立ちは何だっ!?小夜子が見たら泣くぞっ!!(笑うかも)