キューティーハニーが公開されますね。

この間、友達5人くらいと飲んでいて映画版ハニーの話になり、篠井英介が悪役をやると聞いた私が
「あれ?ハニーの敵って女じゃなかったっけ?」と当然の疑問を口にしたところ、
「だから篠井さんがやるんだよっ!!!」
その場にいた全員からツッコミが入りました。ええそりゃもう、貴様いっぺん死んでこい、くらいの勢いでした。
ちょっと待ってください。
それって、篠井氏に対するユニバーサルな認識なんですか?そこまで責められなきゃなんないほどアタリマエの世間の常識だったんですか?
最近の世間の流れって・・・



5月22日分。


美少女戦士セーラームーン【Act.32】
オープニングはエンディミオンと仲間達。この番組でここまで男が出張ったのはお初ではあるまいか?大の男4人が怪しい前世話をめぐって喧々囂々。
エンディミオン親衛隊は、それぞれ個性がバラバラでオモロいキャラですよね。知性派のクンつぁん、耽美系のゾイちゃん、熱血系のネフくん、ペット系ジェダりん。多分エンディミオンは、キャラの立ち具合で部下を選んだに違いない。
さて、その頃のプリンセスの方はというと。
ミオにかかわると必ず襲われることにいい加減気づけ、うさぎちゃん。
絵に描いたようなドジっぷりだな、うさぎちゃん。
やっと結ばれてよかったね、うさぎちゃん。
でも呼び名が定まってないかって、人を指さしちゃだめだよ、うさぎちゃん。
ちなみに、エンディミオンはタキシードの方が変な王子様衣装より似合うと思いますが、タキ衣装は結局あのまま燃えるゴミに出しちゃったんでしょうね。



超星神グランセイザー「復讐鬼、ロギア再び」
何の説明もなく「インパクターロギアは生きていた」って、そりゃ唐突すぎですがな。
ダイロギアンとホロスナイパーを奪われたからって「間違いない、ロギアだ!」と言い切っちゃう天馬の思考回路にはついてけない。
ロギアも天馬以外は一ひねり。アウトブ眼中。
ロギアの最後のターゲットが天馬だと判っちゃう博士と未加。ロギアの気持ちバレバレ?ふたりは公認?


で、ロギアは結局なんで蘇ったんですか?復讐するためだけで地獄の淵から還ってこれるなら坊主はいらないぞ。
この異様に取ってつけたような展開は急ごしらえでしょうか?でもおもちゃが出たって事は、計画的なことだろうし・・・。もしかして、おもちゃのリリースが遅れて、仕方なく蘇らせたとか?
せっかく蘇ったんだから、次回はもうちょっと意味のあることをしてくれること希望。



ケロロ軍曹ケロロ侵略作戦開始であります」「ケロロ間違いだらけの基地づくりであります」
ケロ&タマ、なんで歌作りに勤しんでるんだろう?
地球侵略を思い出した途端、すっげェいい歌詞思いつく軍曹。分かる分かる。そーゆー時に限っていいアイデアが浮かんだりするんだよね。
1曲つくってから地球侵略に取り掛かることにした軍曹。分かる分かる。面倒くさいことはついつい後回しにしちゃうんだよね。
だめじゃん。
一方、恋する桃華は地道に冬樹アタック作戦(地道じゃないかもしれない)。いつの間にか冬樹と一緒に軍曹が作ったネオンだらけの基地に迷い込む。
初めての人にも親切な心配りをしている秘密基地。
だめじゃん。
自分を責める桃華は可愛い。宇宙番犬ロボットを一撃で撃退してパワーキャラに転じる桃華も可愛い。モアもいい子やねえ。
でも、今回一番セクスィだったのは軍曹でした。
今日は、導入部が一番面白かったわ。
だめじゃん。



光と水のダフネ「静香なる葛藤」
待ってました、静香メインの回。
先週がありがちでも秀逸だっのに比べて、今回は、ありがちな話にそのまんまの味付けでしたね。
マイア、たっぷり助走をつけた走り方がベタベタすぎてナイス。走る後頭部を一撃されて派手に階段を転がり落ちるのもナイス。丈夫なコですね。
静香が余り物で作った料理の量から余る前の全容量を推測すると、長者番付の推定所得なんてメじゃない推定値が導き出されそうです。
稀少動物窃盗グループ再登場。この番組の悪役はしぶとい。
食の申し子、静香さんも、長万部太郎にしてやられるようじゃ、女としてはまだまだですね。レナの下で精進せいよ。
ごめん。やっぱレナの下はやめて。



『暗黒童話』(乙一/集英社)
乙一得意のトリッキーな構成だけど、ミステリーを読みなれた人だったら犯人はすぐに判るはず。でも、この話の主眼は犯人探しにはない。


これは、切ない片思いの物語。誰もが一方通行の想いを抱いている。そしてそれは、決して結実することがない。この中では最も異質な片思いこそが、犯人の犯行の動機となる。
この話はまた、視覚の記憶というものをさまざまな角度から検証している。特に、何を見ようとしたかでそのひとが判る、というような記述は、記憶というものの本質に迫る印象的な一節。
そして何よりもこれは、乙一作品らしく「自分探し」の物語。苦しんだ末にやっと見つけた自分自身をそっと優しく抱きしめてあげること。この作品でも、最後のパラグラフに救いがある。