トレカ集めるのって大変なんですね。

毎日通勤途中にせっせと買っていたガッシュベル・スナックが、ついにコンビニから消えました。その8割は私が買い占めたんですけどね。
結局、ガッシュ、清麿、恵のカードはそろわず。
トレカを集める趣味はないけど、何だかすっきりしない・・・



4月20日分。


ウルトラQ〜dark fantasy〜「あなたは誰ですか?」
前2回とはテンポが違い、あからさまな異変ではなく日常の些細な違和感がいきなり異変へと転換する話。
主人公の生死について、いくつかのパターンの世界が提示される。
通常の「奇妙な味の」作品ならどれが本当の世界なのか視聴者を混乱させるはずだけど、私たちは袴田吉彦エンクミが固定キャラであることを承知しているため、彼らの登場する研究所世界が、この作品における「現実世界」であることを知ることができる。
この定点をなくした方が視聴者の不安感をあおるという意味ではよいのかもしれないけど、これこそが、決まった狂言回しを持つこの作品の色だと思うんで、むしろ新鮮に感じました。



攻殻機動隊SAC「暗殺の二重奏」
課長の知人話第二弾。お年寄りはネタになる過去も一杯あるんだよ、ということでしょう。
課長の死んだ旧友の記憶がその息子の電脳に上書きされ、2つの人格がキメラ状態に分裂したまましゃべっているのは、聞いているこちらの神経を逆なでする面白いシーンでした。
課長は、記憶の死という形で親友との2度目の別れを経験し、親友の心を継ぐ彼の息子の記憶の(おそらくは)死も併せて、二重の意味で追悼を捧げることになるんですね。
二重の人格、二重に仕掛けられた暗殺、それを覆す二重の結末と、タイトルどおり、「二重奏」が何重にも張り巡らされていました。



4月19日分。


MADLAX「蒼月- moon -」
先週見逃したんで、とんでもないことになってたらどうしよう、とか思ってたけど、別にとんでもなくなってなかったです。単なるMADLAXでした。


冒頭に登場する女の子の横に男の子が加わってます。
この調子で続々と一族郎党出てきて画面がギュウギュウになって、女の子が「うっさいわっ!!」とか逆ギレしたら面白いけど、そんな楽しいオチをつけてくれるタイプの作品ではないんでしょうね。なにしろ、この女の子はつまらない病に取りつかれてるようですんで。
それは、その後登場したおさげの女の子(もう一人の主人公らしい)もご同様。オトナたち、何か面白いこと教えたれ。
軍司令官の暗殺を依頼されるマドラックス。相変わらず独り言の多いお嬢さんです。懲りもせずに一張羅のドレス着て出かけるし。
やっぱ、通気性がよくて、折り畳んでもしわにならない素材のドレスとなると、そんなにデザインのバリエーションもないんでしょうねぇ。
んで、おじさんのとこ行って一体何がしたかったんだおまいは?おじさんだって、最後の夜をこんなかわいらしい女の子と過ごしたら、かえってこの世に未練が残っちゃうぞ。親切なんだか残酷なんだか。


ボーカル曲は唐突でしたが、前回見たときほど音楽はうるさくはありませんでした。
特に、司令官の告白中にBGMを流すことなく、ちゃんと沈黙を聞かせてくれたので安心しました。この脚本の一番の特色は沈黙部分なんですから、それを殺さないよう気を付けて欲しいものです。
何にしろ、やけにまわりくどい作品ですよね。
核心の表面を撫でまわすようなセリフばかりだし、表情がよく見えないロングや、部分が欠けるエクストリームのクローズアップを多用している。視聴者に感情移入させる気がないのか、あるいは、あえて視聴者の想像力に委ねてるのか。多分、少しずつ両方。
好き嫌いが分かれるだろうし、それを狙って作ってるであろう作品。


謎の組織の正体は、これから明らかになってくるのか?マドラックスの、おとうさん、というつぶやきは司令官に向けられたものだったのか?なぜ、今回もマドラックスには弾が当たらなかったのか?アンダーカバーのエージェントなのに有名人なのはヤバくないか?そもそも紛争地帯にこんなカワイイコがいたらメチャクチャ目立つぞ?などという様々な謎をはらんで、物語は次回へと。
これは金曜日の夜に見たいなぁ。お休み前の自堕落な夜に似合いそうだ(やっぱ編成間違ってる)。



もうひとつ見る気満々だったものは録画失敗してることが判明。やれやれ。